「床」で決まるお家の印象〜ライフスタイルに合った床材の選び方〜
2025/10/05 Sun.
インテリア
2023/10/31 Tue. インテリア
目次
お家づくりにおいて、毎日使う洗面台は多くの方がこだわりたいアイテムですね。洗面台を選ぶ際にまず考えるのは、「既製品」を選ぶか「造作」にするかです。
まずは「既製品」と「造作洗面台」のメリットとデメリットを簡単にご紹介いたします。

洗面台は毎日使う場所であり、快適で使いやすいものを選ぶことが重要です。
造作洗面台は価格が高くなりますが、その快適さや完全なオリジナリティは魅力的ですね。
また、造作洗面台の設計段階で、収納スペースや機能面にもこだわりを加えることで、使い勝手を最大化できます。例えば、家族構成や日常のアイテムに合わせて収納の配置を工夫することで、生活をより便利にすることができます。
それでは造作洗面台を考える上でのポイントを4点ご紹介します。
ボウルのタイプは「ベッセルボウル(置き型)」「一体型ボウル」「埋込型」があります。

カウンターの上にボウルを乗せるタイプで、デザイン性の高さが良いところ。お手入れの面では「一体型」に比べ凹凸が多い分劣ります。ボウルをカウンターに乗せるため、カウンターの高さは通常より低く設定することが多いです。

カウンターと一体になったデザインで、カウンターとボウルの隙間に凹凸が少ないため、お手入れしやすいのが特徴です。

カウンターに埋め込まれたボウルで、サイズの大きいものや深型のボウルの種類が豊富。カウンターに埋まる分、収納部分が減るため注意が必要です。
水栓はお湯の出る混合水栓と、お湯のでない単水栓があります。洗面台は混合水栓を選ぶことが大半です。
形状としては、「立ち上がり水栓」と「壁付水栓」があります。

壁付水栓の方が立ち上がり水栓に比べ、水跳ねが少なく、水が溜まることもないのでお手入れしやすいですが、壁に取り付けるため施工費や水漏れなどのメンテナンスを考慮する必要があります。
最近では素材やカラーも豊富で、ブラックやゴールド、真鍮、マット素材のものがあります。また水を出すときの操作感も様々で蛇口をひねる、レバーを押す、オート水栓、シャワーホース付きなどタイプもたくさんあるので用途に応じて検討してみてください。
カウンターの天板にも様々な種類がありますが、今回は5つご紹介いたします。「メラミン」「無垢材」「人工大理石」「人造代理石」「モールテックス」

メラミン素材は傷がつきにくく、汚れてもサッと掃除できお手入れが楽です。色柄のバリエーションも多く、木目調や大理石調など種類が豊富です。無垢材や天然石に比べ価格が安いのが特徴です。

自然素材のため、質感と素材感が良さが特徴。素材や加工により価格は様々です。

キッチンでよく使用される人工大理石は、人造大理石に比べ、水分を含みにくいためお手入れしやすいのが特徴です。アクリル樹脂やポリエステル樹脂などによる人工物で、大量生産しやすいため価格も比較的安価です。

天然大理石を粉砕してセメントや樹脂で固めた半人工素材のことをいいます。天然石が混ざっているため天然石に近い風合いを感じられます。人工大理石に比べ、水分を含みやすい特徴がありますが、加工技術により差が出ます。

モールテックスとは、高い強度・防水性を持った左官塗材のことで、モルタルの一種です。モルタルは水を吸水するのに対し、モールテックスはモルタルと樹脂を混ぜて作られており防水効果の高いものになります。調色可能で、幅広い色合いを楽しむことができます。
洗面台の高さは重要で、高すぎると使いにくく、逆に低すぎると腰を痛める可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。理想的な高さは一般的に「身長÷2」と言われており、例えば女性の平均身長であれば、身長158㎝÷2=79㎝が目安とされています。
既製品の洗面台は一般的に75㎝、80㎝、85㎝など、いくつかの標準的な高さから選ぶことができます。
家族構成や使用シーンを考慮して、洗面台の高さを選ぶことが重要です。例えば、お子様がいる場合は低い高さが使いやすいかもしれませんし、複数の世帯が同じ洗面台を使う場合は中庸な高さが適しているかもしれません。
使用する方の身長や家族構成を考慮して、ピッタリの高さを見つけることが、洗面台を快適に利用するために重要です。
今回の「造作洗面台のポイントご紹介」はいかがだったでしょうか。
選択肢が多すぎて迷ってしまうことと思いますが、お家のテイストにあった素材や、デザイン、日々の生活をたくさんイメージすることで、後悔のなくスムーズに選択できると思います。
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