「床」で決まるお家の印象〜ライフスタイルに合った床材の選び方〜

2025/10/05 Sun. インテリア

目次

    家の雰囲気や暮らし心地を大きく左右するのが「床材」です。
    同じ間取りでも、床が変われば印象はガラリと変わります。
    ここでは代表的な床材の種類と特徴をご紹介します。

    無垢材(むくざい)

    自然の木をそのまま一枚板に加工したもの。木の温もりや香りをダイレクトに感じられ、経年変化も楽しめます。
    木の柄や節がそのまま出るので木の表情を楽しめます。

    メリット:質感が豊か、調湿効果がある、経年で味わいが増す
    デメリット:反りや伸縮が起きやすい、傷やシミがつきやすい、価格が高め
    おすすめの暮らし:自然素材にこだわりたい方、長く住みながら家を育てたい方

     

    突板(つきいた)

    薄くスライスした天然木を合板に貼り付けたもの。見た目は無垢材に近いけれど安定性が高く、コストも抑えられます。

    メリット:天然木の表情を楽しめる、反りにくい、価格は無垢材より手ごろ
    デメリット:削ってメンテナンスできない、表面が薄いので傷に弱い
    おすすめの暮らし:天然木の雰囲気は欲しいけどコストやメンテナンスも気になる方

     

    シート仕上げ

    木目や石目をプリントしたシートを合板に貼ったもの。最近は質感がリアルで、デザインの幅も広いです。

    メリット:色柄が豊富、反りや割れがほとんどない、価格が安い
    デメリット:本物の素材感は出にくい、表面が傷つくと修復できない
    おすすめの暮らし:小さなお子様やペットがいて、コストを抑えて気軽に張り替えたい方

     

    フロアタイル

    塩ビ素材のタイルを床材にしたもの。石目や木目などリアルなデザインで、部分張り替えも可能。

    メリット:耐水性が高い、部分補修がしやすい、デザインが豊富
    デメリット:無垢や突板ほどの温かみはない、水で滑りやすくなる。
    おすすめの暮らし:水回りや店舗ライクな空間にしたい方、部分補修を前提に考える方

     

    タイル

    粘土、長石、珪石などを混ぜたもの。豊富なデザインで、床だけでなく壁面や外壁にも使われます。

    メリット:デザインが豊富で、簡単に汚れが落ちやすい。
    デメリット:表面が硬いためグラスなどを落とすと割れやすいので注意が必要。テクスチャーが冷たい
    おすすめの暮らし:ホテルライクや洗練された空間を好む方

    絨毯(カーペット)

    足触りが柔らかく、防音性・保温性に優れた床材。色や柄の選択肢も多彩です。

    メリット:踏み心地が柔らかい、特に階段で使用するとお子さんも安心。防音・断熱効果が高い
    デメリット:掃除やメンテナンスに手間がかかる、ダニや汚れの心配
    おすすめの暮らし:小さなお子様がいる家庭、柔らかいテクスチャーが好みの方。

     

    クッションフロア

    塩ビシートを用いた床材。柔らかく、水や汚れに強いため、水回りでよく使用されます。

    メリット:水に強い、掃除しやすい、コストが安い、足あたりが柔らかい
    デメリット:家具の跡が残りやすい、高級感は出にくい
    おすすめの暮らし:水回り、予算を抑えたい方

    まとめ

    床材は「見た目の印象」だけでなく、「快適さ」「メンテナンス性」「コスト」に直結します。
    無垢材の温かみ、シート仕上げの気軽さ、フロアタイルのデザイン性…。
    ライフスタイルに合わせて選ぶことで、おうちはより自分らしく、心地よい空間になります。

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