キッチンレイアウトのご紹介♪自分”らしさ”のある魅力的なキッチンを叶えるポイント
2025/11/21 Fri.
目次
家づくりで悩むポイントの一つが、キッチンのレイアウトです。
同じLDKの広さでも、キッチンのかたちによって
暮らし心地がまったく変わります。
たとえば、家族で料理を楽しみたい人にはアイランドキッチン。
LDKを広く使いたい人には壁付キッチン。
動線や作業効率を重視したい人にはⅡ型キッチン――。
どのレイアウトにも“らしさ”があり、魅力があります。
大切なのは、自分や家族の暮らし方に合うキッチンを選ぶこと。
毎日の家事のしやすさや、家族との時間の過ごし方が、
キッチンの選び方ひとつで大きく変わってきます。
アイランドキッチン

1|家族と向き合える“開かれたキッチン”
アイランドキッチンは四方が壁から離れているため、
リビング・ダイニングにいる家族と自然にコミュニケーションが生まれます。
料理しながら子どもの様子が見られたり、会話を楽しめるのが大きな魅力。
2|みんなで料理しやすい
作業スペースの回りをぐるっと囲めるので、
「夫婦で」「子どもと」「友人と」など、複数人での料理がしやすい構造です。
作業動線に人が入りにくいので、ストレスも少なくなります。
3|LDKの主役になるデザイン性
アイランドは視界に大きく入るため“家具”のような存在感があります。
そのため、
・天板の素材
・扉カラー
・レンジフードの形
などのデザイン性を高めると、LDK全体が洗練されます。
4|回遊動線がつくれる
アイランドの周りをぐるっと回れるため、
キッチン → パントリー → ダイニング の移動がスムーズ。
朝の準備や片づけがスピーディーになります。
5|一方で“開放感ゆえの弱点”もある
暮らし目線で見ると、注意したいポイントも。
・手元が見えやすい
対面型よりもさらに“丸見え”になりやすい。
→ 手元隠しの立ち上がりや、吊り下げ棚で調整可能。
・油はね・においが広がりやすい
オープンなので換気計画が重要。
→ 性能のよいレンジフード・窓配置がポイント。
・スペースが必要
アイランドの回遊動線として最低80〜100cmほど必要。
→ LDK全体の広さが15帖未満だと窮屈に感じやすい。
2型キッチン

1|作業効率がとても高い
調理スペースとシンク、またはコンロとシンクを向かい合わせで配置するため、
“振り返るだけ”で次の作業に移れるのが最大の魅力。
料理や片付けがスムーズで、
キッチンの中では最も作業効率が良いレイアウトと言われています。
2|回遊動線ができ、家事がとにかく早い
シンク側・コンロ側をぐるっと回れるため、
・調理
・盛り付け
・配膳
・片付け
この一連の動作がとても早くなります。
3|収納量を確保しやすい
上下にカウンターが2列あるため、
・収納
・作業スペース
・家電置き場
をバランス良く配置できます。
4|注意点:通路幅の確保が必須
両側に作業台があるため、
通路幅90cm〜110cmが欲しいところ。
広さにゆとりがないと「狭い」「動きづらい」と感じてしまいます。
壁付キッチン

1|調理に集中しやすい
正面が壁のため視線が散りにくく、
「料理に集中したい」「サッと片付けたい」
という人にはとても相性が良いスタイルです。
2|スペース効率がよく、LDKを広く使える
壁側に機能を集約できるため、
限られた面積でもLDKが広く見えるのが大きな魅力。
キッチンスペースが最小限で済むので、
「LDKをより開放的にしたい」「コンパクトな家にしたい」場合に向いています。
3|料理中の手元が見えにくい
壁に向かって作業するため、
リビング側からは手元が比較的見えにくく、
“生活感を抑えやすい”のもメリットです。
4|注意点:家族と会話しにくい場合も
振り向けば会話できますが、
アイランドやペニンシュラに比べると、
「家族と横並びで過ごす」動線になるため
コミュニケーションは少し控えめになります。
まとめ

今回ご紹介したキッチンのほかにも、
ペニンシュラキッチンや独立キッチンなど、
住む人の暮らし方に合わせて選べるレイアウトはたくさんあります。
キッチンはLDKの中でも、
「作業が多い」「滞在時間が長い」場所だからこそ、
効率の良さ、掃除のしやすさ、家族とのつながり方など、
考えておきたいポイントが自然と多くなります。
どのキッチンにもメリットと個性があり、
正解は“今の自分たちの暮らしに合っているかどうか”。
キッチンからLDKを考えることで、
毎日の心地よさや家族の時間は大きく変わります。
あなたにとって、一番気持ちよく使えるキッチンを
ぜひ楽しみながら選んでください。